オンラインマニュアル
8. 型抜きタブ
写真の 周辺をボカシたり、特定の型に抜く効果を「型抜き」と呼びます。
8-1. 型抜き(マスク)の使い方
型抜きの縦横比
8-2. 型抜きの取消
8-3. カテゴリ
8-4. 参照先フォルダを開く
8-5. 最新の状態に更新
8-6. 削除
8-7. サムネイルサイズの調整
8-8. オリジナルの型抜き、マスクの作り方

型抜きタブには型抜きの一覧が表示されます。使用したい型抜きのサムネイルを選択して、編集パレット上の画像にドラッグ&ドロップまたは、ダブルクリックすると型抜きが反映されます。
型抜きは自作することができます。
「オリジナルマスク(型抜き)の作り方」をご参照ください。
型抜きが適用されるのは、画像のみです。図形、文字、背景には適用されません。
   

8-1. 型抜き(マスク)の使い方

デザインパレットから「型抜きタブ」を選んでください。
使用したい型抜きを、編集パレットの適用したい写真にドロップします。

 

型抜きが写真に適用されます。

型抜きファイルの縦横比は、写真の縦横比にフィットするように自動調整されます。
   
型抜きの縦横比
型抜きは、写真の縦横比に応じて自動的に変形されます。
例えば下記の例のように、型抜きを適用したまま写真の縦横比を変更しても、型抜きマスクはそれに応じて変形します。
 

8-2. 型抜きの取消

型抜きの効果を取り消したい時に使います。
型抜き効果の掛かった画像を選択してから、「カテゴリ」欄の右にある「取消」ボタンをクリックしてください。型抜きの効果が取り消されます。

 
もしくは、型抜きタブ内のメニューボタンをクリックし、表示されるメニューから「型抜きの取消」をクリックしてください。
   

8-3. カテゴリ
型抜きファイルが保存されているカテゴリを切り替えます。
「カテゴリ」をクリックし、さらに表示されるカテゴリ名をクリックすると、型抜きを絞り込むことができます。
 
もしくは、型抜きタブ内のカテゴリ欄をクリックするとサブメニューが表示されます。
右図にある「自作マスク」というカテゴリは、この解説のために制作したものです。インストールされるABM2には存在しません。
「型抜き」、およびカテゴリは自作することができます。
「オリジナルマスク(型抜き)の作り方」をご参照ください。
   

8-4. 参照先フォルダを開く

型抜きのデータが保存されているフォルダをエクスプローラで開きます。

 
ご自分で作られた型抜きファイルがあれば、このフォルダに入れてください。
「最新の状態に更新」することにより、利用できるようになります。

型抜きが入っているフォルダに新しいフォルダを作成して、自作のマスクを入れて整理して利用することができます。

「型抜き」、およびカテゴリは自作することができます。
「オリジナルマスク(型抜き)の作り方」をご参照ください。
   

8-5. 最新の状態に更新

型抜きファイルが保存されているフォルダをもう一度読み込み、最新の状態に更新します。

   

8-6. 削除
保存してある、型抜きファイルを削除する時に使います。
ボックスタブ内に表示されているサムネイルを選択し、メニューから「削除」をクリックすると、型抜きファイルが削除されます。

この操作を行うと、型抜きファイルが保存先のフォルダから削除されますのでご注意ください。
この操作は取り消しが効きませんので、ご注意ください。
   

8-7. サムネイルサイズの調整
型抜きタブに表示されるサムネイルのサイズを変更します。
型抜きタブ内の「虫眼鏡」ボタンをクリックすると、スライダーが表示されますので、お好みの大きさに調整してください。
スライダー(下図赤丸)を左に振ると、サムネイルが小さくなります。
スライダー(下図赤丸)を右に振ると、サムネイルが大きくな ります。
 

8-8. オリジナルの型抜き、マスクの作り方

オリジナルの「型抜き」を作成したい場合は、Adobe Photoshopを使用してマスクを作成しJPEG画像として保存します。

例題として、右図のようなハートのマスクを作ってみましょう。


   
型抜き用のマスク保存フォルダを開く

ABM2の「型抜きタブ」をクリックして型抜きを表示します。
次に、
@型抜きタブの右側にあるメニューボタンをクリックします。

A「参照フォルダを開く」をクリックします。

 
「Mask」というフォルダが前面に表示されます。
ABM2をインストールすると右図のように10種類以上のマスクファイルが用意されます。
 
型抜き用のマスクファイルの仕様を確認する

マスクファイルがどのようになっているのか、試しに開いてみましょう。

右図は「a-circle-001.jpg」をAdobe Photoshopで開いたところです。

●「a-circle-001.jpg」は正円・ボカシ縁のものです。
黒色は透過率100%、白色は0%透過になります。

●中間調の部分はその濃度に応じて写真が透過します。
※マスクファイルは必ずRGBモードで作成してください。

   
※Adobe Photoshopで開く場合、右図のようなメッセージが表示されることがあります。この場合は「そのままにする(カラーマネージメントなし)」を選択してください。
マスクファイルにはカラープロファイルを必要としません。
 

マスクファイルは右図の仕様で作成されています。
弊社で用意したファイルサイズは、幅×高さ = 1500pixel の正方形です。

●ファイルサイズ、解像度はこの使用の限りではありません。マスクはいろいろなサイズの写真に適用されるため、弊社で用意したものは正方形としています。
また、解像度も72dpiと低めにしています。これは使用用途から解像度を高くする必要がないからです。

●もし、特定のテンプレートに使用するなどで、使用するサイズが決まっているのなら、その大きさでマスクを作るのことが理想的です。

 
新しい型抜き用のマスクファイルを作る

Photoshopでハート型マスクを作ります。
ファイルサイズは、幅×高さ = 1500pixel
解像度は、72dpi

作成方法は、どのような方法でも構いません。
ここではハートの輪郭をパスを使って描きました。

 
マスクを作る

パスを選択範囲に変換し、「選択範囲」メニューから「選択とマスク」をクリックします。
ダイアログの「半径」と「ぼかし」を使って輪郭部分のグラデーションを調整します。
※Photoshopのバージョンにより操作が異なります。

「出力」を「新規ドキュメント(レイヤーマスクあり)」で書き出します。

背景を黒色に塗りつぶしてください。黒色の部分が型抜きされます。

※マスクの作成方法は、様々な方法がありますので作成しやすい方法で作成してください。

※マスクの詳細な作成方法は、PhotoShopのマニュアルや参考サイトをご参照ください。


 
マスクをJPEGで保存する
Photoshopの
@「ファイル」メニューからA「別名で保存」をクリックします。
 
ファイルの種類をJPEGにして、ICCプロファイルは、必要ありませんのでチェック無しで保存します
 
保存したJPEGファイル
今回は、「オリジナルマスク」というフォルダを作成し、そのなかに「hert」というJPEGを保存しました。
 
 
作成したマスクの登録

ABM2の「型抜きタブ」をクリックして型抜きを表示します。


次に、
@型抜きタブの右側にあるメニューボタンをクリックします。

A「参照フォルダを開く」をクリックします。

 
型抜き用のマスクを保存フォルダにコピーする
「型抜き」が保存されているフォルダが開くので、
「オリジナルマスク」フォルダをドラッグ&コピーします。
 
タブを更新する

ABM2の「型抜きタブ」をクリックして選択します。


次に、
@型抜きタブの右側にあるメニューボタンをクリックします。

A「最新の状態に更新」をクリックします。

 
カテゴリを選択する

フォルダで登録すると、そのフォルダ名がカテゴリーとして選択できるようになります。

「オリジナルマスク」のカテゴリーを選択すると「hert」の型抜きマスクが表示されます

 
型抜きマスクの適用
「hert」の型抜きマスクを写真にドラッグ&ドロップして適用します。
 
ASUKABOOK サイトへ pagetop