オンラインマニュアル
3. メインメニューの解説 / 3-3. ヘッダー
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  3-2-6. ウィンドウ
  3-2-7. ヘルプ
3-3. ヘッダー
3-3-1. 写真を選択した場合のヘッダー
@ ボックス情報について
  A 内部画像情報について
  3-3-2. 図形を選択した場合のヘッダー

 

3-3-3. 文字を選択した場合のヘッダー
  3-3-4. ヘッダーでの計算式入力
  3-3-5. オブジェクトの縦横比の固定
3-4. 編集パレット
3-4-1. ページドキュメントタブ
  3-4-2. ステータスバー
 

3-4-3. 編集パレットの表示拡大率調整

@ 表示拡大率調整スライダー
  A 表示拡大率の表示欄
 

3-3. ヘッダー
メインメニューのすぐ下にあるのが「ヘッダー」です。
ヘッダーには、オブジェクトの位置、大きさ、回転角度などの情報が表示されます。
各表示欄は数値を入力し直すことで、オブジェクトの位置、大きさな どを変えることができます。
ヘッダーは、選択したオブジェクトにより、表示される内容が変わります。

 

3-3-1. 写真を選択した場合のヘッダー
写真を選択した場合、ヘッダーは「ボックス情報」と「内部画像情報」の両方を表示します。(下図参照)
赤枠の部分の表示欄は計算式入力ができる箇所です。
「縦横比固定ボタン」を押すと、写真画像表示枠の部分の縦横比が固定できます。
「画像加工ボタン」を押すと、画像加工の機能が利用できます。
詳しくは、オンラインマニュアルの「15. 画像加工」をご覧ください。


@ ボックス情報について
画像を選択した場合は、ヘッダーの左側(下図赤枠の部分)にボックスの情報が表示されます。
   
ボックス情報は右図のように構成されています。

ボックスの位置「X」と「Y」は、編集パレットに表示されているページの原点から、ボックスの左上頂点までの距離を示します。

ボックスの幅「W」と高さ「H」は、ボックスの外形寸法を示します。
   

下図はボックスを回転した状態です。

ボックスの回転角度「A」は、1回転を360°で示します。
時計方向回転は「+」、反時計方向回転は「−」記号を付けて入力することができます。

ボックスの回転中心は、ボックスの中心部となります。
ボックスを回転した場合でも位置「X」と「Y」は、ページの原点から、ボックスの左上頂点までの距離を示します。
ボックスを回転した場合でも、ボックスの幅「W」と高さ「H」は回転前と変わりません。
 
 
   

原点について
X・Y軸の原点、すなわちレイアウト領域の原点は、レイアウト領域の左上端の「たち落とし線」の交点になります。

右図は「本文ページ」の場合です。
「表紙ページ」、および「ケースページ」の場合はたち落とし領域の幅が3mmではありません。シリーズによって異なります。


 

A 内部画像情報について
画像を選択した場合は、ヘッダーの右側(下図赤枠の部分)に内部画像の情報が表示されます。
内部画像情報は右図のように構成されています。

内部画像の位置「X」と「Y」は、ボックスの左上頂点から、画像の左上頂点までの距離を示します。

内部画像の幅「W」と高さ「H」は、拡大もしくは縮小した状態の画像の大きさを示します。(ボックスからはみ出している部分を含みます)
画像の拡大率は「M」欄に表示されます。
この例題では「50%」になります。
   

下図は内部画像を回転した状態です。

内部画像の回転角度「A」は、1回転を360°で示します。
時計方向回転は「+」、反時計方向回転は「−」記号を付けて入力することができます。

内部画像の回転中心は、内部画像の中心部となります。
内部画像を回転した場合でも位置「X」と「Y」は、ボックスの原点から、内部画像の左上頂点までの距離を示します。
内部画像を回転した場合でも、画像の幅「W」と高さ「H」は回転前と変わりません。
   
写真画像の位置、大きさ、回転、拡大率を変更する操作については、本書の「4. 基本操作」で詳しく解説しています。ご一読ください。


3-3-2. 図形を選択した場合のヘッダー
赤枠の部分の表示欄は計算式入力ができる箇所です。
「縦横比固定ボタン」を押すと、図形表示枠の部分の縦横比が固定できます。
「色選択」を押すと、図形の色を変更することができます。
詳しくは、オンラインマニュアルの「18. 色選択について」をご覧ください。
「画像加工ボタン」を押すと、画像加工の機能が利用できます。
詳しくは、オンラインマニュアルの「15. 画像加工」をご覧ください。


3-3-3. 文字を選択した場合のヘッダー
赤枠の部分の表示欄は計算式入力ができる箇所です。
  文字の入力についての詳細は、「16. 文字の入力方法」をご覧ください
 

3-3-4. ヘッダーでの計算式入力

計算式を使った入力
オブジェクト(写真、図形、文字列)の位置、大きさ、回転角度、拡大率などの数値は、常にヘッダーに表示されています。この数値を変更する時に計算式が使えるようになりました。
例えば、「3.5ミリ右側に移動したい」場合は、「=+3.5」と入力することができます。



赤枠は計算式入力ができる項目


赤枠は計算式入力ができる項目


赤枠は計算式入力ができる項目。文字を選択した場合は、縦横比固定機能はありません。
 
計算式を使った入力
オブジェクトの位置や大きさを変更する時に、計算式を使えるようになりました。
例題 写真を左方向に7ミリ移動する  
手順-1 移動したい写真を選択します。

手順-2 ヘッダーの「X座標」欄をクリックします。
X座標欄の数値が全選択されます。

手順-3

キーボードから 「=」、−」、「7」 と入力し、「Enter」キーを押します
入力は、必ず全選択状態から行ってください。

アドバイス
左方向への移動は「−」、右方向への移動は「+」、
上方向への移動は「−」、下方向への移動は「+」になります。
アドバイス
寸法の単位は、ルーラーに設定している単位に従います。
「4-12-2. 単位の設定について」はコチラをご覧ください。

   
 

計算結果としてX座標欄には「63.9」と表示されます。

   
 

同時に選択した写真が左方向に7ミリ移動します。

     

 
3-3-5. オブジェクトの縦横比の固定

オブジェクトの縦横比を固定してから、位置や大きさを変更することができます。
写真と図形については、縦横比を固定できるよう、「縦横比固定」ボタンを設けました。
(この機能は数値入力時のみ有効です。マウス操作時はマウスポインタの動きが優先されます。)

この機能は数値入力時のみ有効です。マウス操作時はマウスポインタの動きが優先されます。
   

例題 写真の縦横比を固定した状態で、写真の横幅を5ミリ広げる。

手順-1 移動したい写真を選択します。

手順-2 右図は「縦横比固定」ボタンがオフの状態です。
   
  「縦横比固定」ボタンをクリックしてオンの状態にします。

手順-3 次に、ヘッダーの「横寸法」欄をクリックします。
横寸法欄の数値が全選択されます。

手順-4

キーボードから 「=」、「+」、「5」 と入力し、「Enter」キーを押します
入力は、必ず全選択状態から行ってください。

アドバイス
寸法を小さくする場合は「−」、
大きくする場合は「+」
になります。

アドバイス
寸法の単位は、ルーラーに設定している単位に従います。
「4-12-2. 単位の設定について」はコチラをご覧ください。

   
 

計算結果として横寸法欄には「157.4」と表示されます。

   
  同時に選択した写真の横幅が5ミリ増加しました。
縦横比を固定していますので、縦寸法も比率に応じて増加します。
 
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